JAとなみ野の通所介護施設「高波そくさい館」で2日、お茶会が開かれ、利用と職員20人が、煎れたての抹茶と和菓子を味わい、くつろぎのひと時を過ごした。
お茶会は、「高波そくさい館」が今年4月にJAとなみ野の高齢者福祉施設「ちゅーりっぷの郷」1階に開設する「JAとなみ野そくさい館」の完成に伴い閉館することから、地元の「高波茶友会」のメンバーの提案で開いたもの。
同会の会員5人が着物姿で、抹茶「菊の園」と紅白の桜饅頭でもてなした。利用者は「心のこもった煎れたてのお茶は最高に美味しかった」「高波そくさい館での楽しい思い出になった」などと話していた。
高波茶友会は、高波地区チューリップまつりや公民館まつり等のイベントでお茶を立てており、地元でも評判のグループ。代表の市山笑子さんは「これからも元気でお過ごし下さい。みなさんの笑顔が私たちにとっても励みになります」と利用者へ語りかけた。
JAとなみ野は1日~5日、本店と管内2支店で「春の家庭菜園相談会」を開いた。200人余りが参加者し、野菜作りの基本を学んだ。
JAとなみ野の杉本園芸相談員が講師を務め、自家菜園に適した野菜の選定方法や作物に合わせた施肥設計、良い苗の選び方と植付けのコツなどについて、分かり易く解説した。杉本さんは「苗を病気に強いものや、接木のものがおすすめ。連作障害を避けるために、畑を幾つかに区分し、ローテーションを組むことも必要」などと呼び掛けた。トマト、ナス、ジャガイモなどの具体的な栽培方法も説明した。
参加者からは「サトイモの後にナスを植えても大丈夫か」「追肥の方法を詳しく教えて欲しい」など様々な質問が出された。
JAとなみ野では、安全で美味しい野菜作りを楽しんでもらおうと、毎年この時期に家庭菜園相談会を開いている。参加者は「昨年は自家菜園で、たくさんの野菜がとれた。今年はイチゴ栽培にもチャレンジしてみたい」など、本格的な園芸シーズンに向け、思いを巡らせていた。
となみ野米のイメージキャラクター「散居わらべ 力丸くん」の切り絵が、JAとなみ野庄東支店に飾られ、来店者の注目を集めている。
この切り絵は、同支店管内に在住する砺波市東保の農業・本江良吉さんが製作したもの。
約1週間かけて、A3ほどの大きさのものと、縦70㌢×横50㌢の大きいサイズの2つを同時に仕上げた。小さい方は支店に飾り、大きい方は、米の販売促進に役立ててもらおうと本店の販売課へ寄贈した。
イラストは砺波平野の散居村をバックに、米俵を担ぐ力もちの男の子を表現したもの。となみ野米「コシヒカリ」の販売促進パンフレットや米流通合理化施設「となみ野ライスターミナル」の壁面にも大きく描かれている。
本江さんは、坊村営農組合の副組合長として、となみ野米の生産に励んでいる。切り絵について本江さんは「背景の山々を上手く表現するのが難しかった。これをきっかけに自然の景色や水車のある風景など、様々な切り絵の作品を作ってみたい」と語った。
全農富山県本部運営委員会長を務めるJAとなみ野の佐野日出勇組合長(70)がこのほど、富山新聞社の第57回文化賞に輝いた。全農とやまやJAとなみ野、県砺波農林振興センター、砺波市、南砺市などの関係機関や、同JA組合員から多くの賞賛の声が上がった。
贈呈式は11日、富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開かれ、飛田秀一社長から佐野組合長へ賞状や記念の盾などが贈られた。
佐野組合長は、富山米のブランド力の強化を図るとともに、たまねぎの大産地化を進めている立役者。県砺波農林振興センターから産地拡大や栽培指導の協力を受け、砺波市、南砺市などとも連携を密にし、地域を挙げてたまねぎの一大産地化に取り組んでいる。昨年産より8㌶で栽培を始め、今年産は約60㌶に拡大、今秋は約100㌶(170経営体)での作付けを計画している。
米価の低迷が続く中、消費者の需要が高く、機械化による作業が可能なたまねぎによる経営の複合化に着目。県内では、これだけ急激に野菜の大規模産地を形成する取り組みは例がなく、北陸農政局や県農林水産部などからも大きな期待が寄せられており、全国各地からの問い合わせも多い。
佐野組合長は「これからはいかに販売に取り組んでいくかが重要。様々なアイデアを出し、関係者や農家のみなさんと共に希望を持って農業に取り組みたい」と語った。
となみ野米のブランド化やたまねぎ生産を後押しする県砺波農林振興センターの深沢広治次長からは「元気なとなみ野にまたひとつ明るい光が差した。佐野組合長をはじめ、JAとなみ野のより一層の発展をお祈りしたい」と祝いのメッセージが寄せられた。
JAとなみ野「たまねぎ」出荷組合は8日、JAとなみ野本店で、第一回定期総会を開催し、次年度の取り組み方針を決定した。栽培管理の徹底により、10㌃当たり収量を4㌧以上確保すること(目標5㌧)や、生産体制の整備による更なる生産拡大を推し進めることを確認した。
総会には生産者のほか、県砺波農林振興センターの深沢次長やJAとなみ野の中居専務、全農とやまなどの関係者合わせて85人が出席した。
JAとなみ野管内では、平成20年秋に24の経営体が8㌶でタマネギ栽培を開始。昨秋、生産者は104経営体に増加し、前年の7.5倍となる約60㌶で作付けが行われた。今年5月には、総事業費約10億円を投資したタマネギの集出荷貯蔵施設が完成し、一大産地化へ向け、本格的な出荷が始まる。
となみ野のタマネギは、大区画に整備された圃場と栽培の担い手となる集落営農組織等が多数あること、市場の評価が高く安定した需要が見込めることなどから、この秋には170経営体で100㌶の栽培を行うことがほぼ固まっている。
総会に合わせ、栽培指導に当たる県砺波農林振興センター園芸振興班の中井正樹班長が、今後の管理のポイントを説明。圃場の排水性の確保や追肥の実施、除草対策の徹底などを呼び掛けた。
黒田権一部長(61)をはじめ8人の生産者が、当日の朝に延ばした半生の大門素麺を、大きな釜でさっとゆで上げ、温かいつゆをかけて園児らに手渡した。
温かい大門素麺は好評で、園児らは「もっちりしている」「あたたかくてつるつるしておいしい」と笑顔で素麺をすすり、中には2杯、3杯と、お代わりする園児もいた。
今回の企画は、子供たちに出来たての素麺を味わってもらおうと、生産者らの提案で実施したもの。通常、大門素麺は、約10日間かけてじっくりと乾燥させた状態で販売しているが、延ばしたばかりの半生の麺もコシが強くて美味しく、生産者らは各家で温かい麺にして味わっているという。
黒田部長は「園児らの喜ぶ姿を見られて嬉しい。これからも160年の伝統を受け継ぎ、素麺作りに励みたい」と語った。
この訓練は砺波広域圏砺波消防署が、春の火災予防運動に合わせて実施したもの。7階居室で火災が発生したとの想定で行われた。施設職員が消火器で消火を行うが消化できず、119番へ通報。駆けつけた消防署員らが、梯子車で8階の入居者を救助したほか、避難階段を使い入居者を誘導した。
吉岡敏明署長は「良く出来ていた。日頃から入居者へ呼びかけ、防災意識を高めて欲しい」と好評を述べた。
訓練後、消防設備工事担当業者が、火災通報装置や感知器、スプリンクラー消火設備等の設置場所や機能を説明。施設職員らは実際に消火器を使い、消火訓練も行った。
1.3㍍四方の枠の中に、プリムラ、マリーゴールド、白梅、ゴヨウマツなど30種類の植物をいろどり豊かに並べ、白い砂を敷き詰めて川を表現した。上流には水車小屋を置き、下流にはワサビや菖蒲を植え、のどかな自然の風景を再現した。
同協議会では、国道沿いやチューリップ公園周辺の花壇の管理などを行っており、地域の花壇コンクール等で数々の賞を受賞するなど、花と緑豊かな地域づくりに大きく貢献している。
五鹿屋地区は庄川流域に広がる豊富な水資源に恵まれた地域。同協議会の初田清一会長によると、かつてはこの地域にもこういった景色が見られ、水車の動力を使って、米の脱穀や稲わらの加工作業などが行われていたという。
初田さんは「もうすぐツバキも見頃を迎える。多くの来店者のみなさんに楽しんでもらえたら嬉しい」と語った。
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- 中央支店にコンテナガーデン飾る
- 高齢者福祉施設で消防訓練実施
- あったか~い「大門素麺」振舞う
- 「たまねぎ」出荷組合が第一回定期総会を開催
- 佐野組合長が富山新聞文化賞を受賞
- 「力丸くん」がとなみ野米をPR
- 「春の家庭菜園相談会」好評
- 「高波そくさい館」でお茶会を開催