JAとなみ野女性部は、8月2日、3日の両日、グリーンツーリズム「農家一泊体験」を砺波市内で開催した。市外の小学生が散居村の農家での農作業や、地元の野菜を使った料理作りなどを体験した。
この取り組みは昨年に引き続き今年で2回目。子供たちに農村での農業体験を通じて食農教育を推進するのが目的。
今回は黒部市立若栗小学校の6年生と4年生の女子児童4人を迎え入れた。
児童らは一日目、女性部の中西美代部長から手ほどきを受け、特産の大門素麺やとなみ野米を使ったおむすび作りに取り組んだ。このほか、県花卉球根組合を訪問し、担当者からチューリップ球根の生産について話を聞いたほか、チューリップ公園を散策し、見ごろを迎えたカンナを楽しんだ。中西部長宅では夏野菜の収穫を体験。収穫した野菜を使ったサラダ作りや、バーベキューを行い、旬の味覚を満喫した。
二日目は、JAとなみ野資材配送センター併設店舗「あぐり館」で無洗米の精米現場の見学を行ったほか、散居村ミュージアムで地元産の夏野菜をたっぷり使ったカレーライス作りを楽しんだ。
児童らは「大門素麺が日本一長いと聞いて驚いた」「採れたての野菜を使った料理がとても美味しかった」などと話していた。
JAとなみ野の平成20年産米初検査が27日、県内に先駆けて砺波市五郎丸のJAとなみ野ライスターミナル検査場所で行われた。
8月20、21日に収穫された水稲うるち玄米の早生品種「てんたかく」514袋/30kgが検査を受け、全量一等に格付けされた。
初検査に先立ち同JAの佐野日出勇組合長が「『てんたかく』は消費地でも人気の品種。生産者の立場に立って販売により一層力を入れていきたい」と挨拶。県砺波農林振興センターの深沢広治次長が指導経過などを報告した。
検査の結果、品質概況は①粒形・粒揃い・光沢・充実度は前年より良い②千粒重は前年よりやや重い③未熟粒は前年より少ないものの、背白粒が散見される④被害粒について、着色粒(カメムシ)は確認されない⑤総体的な品質は前年より良い―とされた。
同JAでは今年、種子購入代金全額奨励事業により早生品種の作付拡大運動に取り組んできた。その結果、昨年より116㌶増え、県下の「てんたかく」作付面積の約14%となる568㌶の作付けとなった。
初出荷は9月3日に行われ、県内はもとより関西、関東、中京方面などへ届けられる。
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