2008年10月 アーカイブ
「ふく福柿」収穫本番
  砺波市栴檀山地区のふく福柿出荷組合で1日、柿「刀根早生(とねわせ)」の本格的な収穫が始まった。
 同組合の竹部美子さんの園地22㌃でも家族二人で、色づき具合を見極めながら、一玉一玉丁寧な収穫が行われた。今年も品質は良好。竹部さんは「県砺波農林振興センターの指導で剪定や摘蕾を中心に徹底した管理を心掛けた。豊作になりそう」と話す。
 砺波市南東部の中山間地に位置する栴檀山地区では、農地の利活用を図り、地域を活性化するため、平成9年3月に同組合を設立。平成12年より「ふく福柿」の名で本格的な柿の販売を始めた。「ふく福柿」の名称には、『福が来るように。福々と楽しい気持ちになるように』との願いが込められている。現在、組合員数は25人。5.2㌶で約2,000本の柿を栽培している。
 出荷のピークは10月中旬で、11月初旬までに約15㌧を見込む。
 収穫した柿は、脱渋装置にかけて渋抜きし、あっさりとした甘みの「さわし柿」に仕上げる。
 組合長の宮木文夫さん(71)は「適度な降雨や昼夜の気温差で登熟は良好。様々な方法でPRしていきたい」と意気込む。
 販売は10月4日から。「夢の平コスモスウオッチング」会場や、ふく福柿選果場前等で行うほか、学校給食への提供や富山中央青果市場への出荷も行う。 柿収穫.JPG  
「指編みエコたわし」作りに200人参加
   JAとなみ野女性部が主催する体験セミナー 「第3回おHIROME隊」が8日、JAとなみ野本店で開かれた。セミナーは午前と午後に分けて行われ、砺波市と南砺市の女性合わせて約200人が「指編みエコたわし」作りに取り組んだ。
 参加者は、家の光協会文化部の担当者とJAとなみ野の生活指導員の指導を受け、アクリル100%毛糸を使い、指を巧みに使い、たわしを編んだ。
 エコたわしは、洗剤を使わずに食器がキレイに洗えるため、水の使用量を減らせ、手にも地球にも優しい。参加者は「洗剤を使わないため、安心して食器を洗える。環境保全に取り組めることが嬉しい」などと話していた。
 今回の参加者には、エコバッグや電子レンジ用ラップレスが配布された。
 JAとなみ野女性部の中西美代部長は「1人ではなかなか出来ない事も、組織として活動することで、大きな事に取り組める。組織活動の大切さを知ってもらい、これからも会員の要望を取り入れ、様々な事に取り組んでいきたい」と話していた。 エコたわし作り①.JPG
JAとなみ野福野ブロック「年金友の会の集い2008」を開催
  JAとなみ野年金友の会福野地区連絡協議会は8日、南砺市の福野文化創造センター円形劇場「ヘリオス」で、年金友の会の集い2008を開催した。集いは毎年この時期に、JAの口座を通じて公的年金等を受給している方を対象に行っているもの。今回14回目となる集いには、JAとなみ野福野支店管内より130人の年金受給者が出席した。
 プログラムは二部構成で行われ、第一部では、富山県厚生連健康管理センターの大浦栄次部長が「老いてますます元気」の演題のもと、講演を行った。この中で大浦部長は「いくつになっても運動を始めるのに遅いということはない。頭も体も積極的に使うことが大切」などと呼び掛けた。
 参加者は「健康について楽しく学べた。出来ることから早速始めたい」などと話していた。
 第2部では広塚地区による民謡舞踊が披露された。
 同協議会では、これからも会員に楽しんでもらえるよう、様々なイベントを企画したいとしている。
年金友の会集い②.JPG
「年金来店感謝デー」に卵を無料配布

  JAとなみ野は15日、「年金来店感謝デー」に合わせ、年金受給者へ、たまご1パック(10個入り)を無料配布した。同JA管内11の支店は、年金受給者で朝から賑わいを見せた。
 「年金来店感謝デー」は、JAを通じ、年金を受給する利用者に喜んでもらおうと、企画したもので、同JAとしては初めての取り組み。9~12月の年金振込み日に年金振込通帳を持参した来店者に、プレゼントを贈るもの。
 同JAでは、地区ごとに年金友の会を組織しており、会員数は全体で約7,400人。年1回の旅行や、年間を通じて行われる年金相談も「分かり易い」と好評だ。
 たまごを受け取った来店者は「小さな事だが、嬉しい。JAを通じて年金を受け取っていて良かった」などと話していた。
 JAとなみ野では「今後も年金友の会の会員数を拡大し、色々なイベントを企画したい」としている。

  年金感謝デー.JPG

タマネギ生産拡大へ ~機械化実演会を開催~

   タマネギ①.JPG

 県砺波農林振興センターとJAとなみ野は23日、南砺市本江の(農)サカタニ農産の農場(60a)で、タマネギ生産拡大のための機械化実演会を開催した。

 砺波市、南砺市のタマネギ栽培農家や営農組合代表者、JA営農指導員など関係者約50人が参集した。

 実演では、全自動移植機と半自動移植機を各1台使用し、長さ15cmほどに成長したタマネギ苗を定植した。10aあたりの作業時間は、従来の手作業では10時間必要だが、全自動は1時間、半自動は3時間と、大幅に省力化することが出来る。

 タマネギは①栄養価が高く、健康食品ブームで需要が大きい②様々な調理・料理に合い、学校給食などに安定した需要がある③保存性・貯蔵性に優れている④県内には競合する産地が無く、有利販売が可能⑤機械化が可能で、省力化・面積拡大が可能―などのメリットがあることから、同センターとJAでは、強力に、推進している。

 今年は同JA管内の24経営体が、約8㌶での栽培を行う。次年度以降も更に面積を拡大し、一大産地を目指す考えだ。

 

JAとなみ野女性部が南砺市へ義援金寄贈

 JAとなみ野女性部は23日、今年7月に発生した南砺市の豪雨災害支援に役立ててもらおうと、南砺市へ義援金49万3千円を寄贈した。中西美代部長、鷹西睦子・今井真佐子副部長、武田裕紀子事務局の4人が南砺市役所を訪れ、溝口市長に義援金を手渡した。

 同女性部では、9月に管内29支部に呼びかけて、義援金を募った。南砺市に寄せられた義援金は、累計で三千二百六十二万円となった。

 溝口市長は「みんなが心配してくれる気持ちが嬉しい。被災者の支援に役立てたい」と話していた。 女性部.jpg
平成20年産大豆初検査  ~質・量ともに上々~

 JAとなみ野の平成20年産大豆初検査が24日、JAとなみ野北部検査場所で行われた。JAや県砺波農林振興センター、富山農政事務所、砺波市、南砺市等の関係者55人が出席した。
 検査を受けたのは普通大豆「エンレイ」685袋/30kg。農産物検査員5人によって厳格な検査が行われ、685袋の内289袋が2等、396袋が3等に格付けされ、好スタートを切った。
 検査結果の概況は①色沢・粒形・粒揃い、充実度は前年より良い②しわ粒の混入は少ない③汚損粒の混入は見られない④品質は総体的に良い―とされた。
 今年のJAとなみ野管内の大豆作付面積は、「エンレイ」を中心に「オオツル」も含め1,145㌶(うち単作大豆は981㌶)で、県下の大豆作付面積の約22%を占め、県下16JAの中ではトップ。
 県砺波農林振興センターによると、今年は生育期間中の排水対策や培土、除草など徹底した栽培管理により品質・収量ともに、どの集団でも例年にない上々の仕上がりという。
 今後JAとなみ野では、適正乾燥によるしわ粒の発生防止や適正な選別作業による異物除去などを呼びかけ、良質大豆の生産に努めていく。

大豆初検査HP.jpg

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