今回のイベントでは、日展作家 寺島利男氏の訪問着や振袖、袋帯なども展示。ローケツ染めを基本にぼかし染、素描などの染色技法を巧みに取り入れ、自然の景色を爽やかに表現した見事な作品が来場者の注目を集めた。
歌手、女優として活躍中の西川峰子さんがデザインした個性あふれる優雅な着物も展示。6、7日の両日は、西川さん本人が来場し、着物のお見立て会も行われた。
来場者からは、「自然の美しさを見事に表現してあり、あらためて着物の良さを実感した」「細部まで丁寧に仕上げてあり、職人魂を感じた」などの声が聞かれ、好評だった。
イベントでは、着物のほか、装飾品や小物、アクセサリーなども販売された。
JAとなみ野は2月13日、県砺波農林振興センターの技術支援を受け、砺波市、南砺市などと連携し、新たな特産作物として産地化を進めるたまねぎの集出荷貯蔵施の起工式を、砺波市五郎丸のライスターミナル隣接地で開催しました。今後のたまねぎ栽培面積の拡大に合わせ、十分な処理能力を有した選別機や関連機械なども備えます。完成すれば農家の作業が省力できるほか、均質なたまねぎの提供が可能となります。
起工式にはJAとなみ野の佐野組合長をはじめJA関係者と広野允士参院議員や上田信雅砺波市長など、合わせて120人が出席。施設の設置によるたまねぎ一大産地の確立へ思いを高めました。
神事では、佐野組合長をはじめ関係者が玉串をささげ、工事の安全を祈願しました。県砺波農林振興センターの深沢次長や上田信雅砺波市長など来賓からは、たまねぎの大産地化による地域農業の振興へ、期待の言葉が寄せられました。
新施設は鉄骨造2階建てで、床面積は2,779平方㍍。総事業費は約10億円。国の「国産原材料サプライチェーン構築事業」や県の「野菜自給力強化推進事業」の補助を受け、砺波市、南砺市からも助成を受けます。完成は今年5月を予定。
JAとなみ野管内では、平成20年秋に24経営体が8㌶でたまねぎ栽培を開始。昨年秋には、生産者は104経営体に増加。前年の7.5倍となる60㌶で植え付けが行われました。新施設を活用し、今秋は170の経営体が、100㌶でたまねぎ生産に取り組む計画です。
佐野組合長は「栽培面積の拡大とともに、たまねぎを使った加工品等の開発にも取り組み、たまねぎ大産地としての地位を着実に築いていきたい」と語りました。
JAとなみ野は2月18日、昨年3月から建設を進めてきた高齢者福祉施設「ちゅーりっぷの郷」の竣工式を、砺波市山王町の現地で開催し、関係者約100人と共に完成を祝いました。
高野博之県土木部次長や上田信雅砺波市長、米原蕃県議、舘康弘出町自治振興会長らが祝辞を述べ、高齢化社会に対応した安全で安心して暮らせる施設の役割に期待を寄せました。
同施設は鉄骨鉄筋コンクリート8階建ての地域優良賃貸住宅(高齢者型)で、延べ床面積は6298.88平方㍍。全館バリアフリー仕様で、2LDK24戸、1DK36戸のほか、医療用居室を16室備えます。
建物2階には地元産の米や野菜などをふんだんに使った栄養満点の料理が味わえる食事処や、トレーニングルームを設置。1階には内科系クリニック、薬局、接骨院、デイサービス施設、JAとなみ野出町支店なども併設しました。
入居者資格は60歳以上の単身または夫婦世帯で、自分で身の回りのことをできる人が対象。入居開始は3月1日から。入居者は収入に応じ、砺波市からの家賃補助を受けることができます。佐野組合長は「利用者のみなさんに満足して頂ける施設になるよう、運営に最善を尽くしたい」と語りました。
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