「てんたかく」初検査 全量1等に格付け
2009.09.03
JAとなみ野は1日、平成21年産米の初検査を、県内に先駆けて砺波市五郎丸のJAとなみ野ライスターミナル検査場所で実施した。農産物検査員6人が、8月28~30日に南砺市の(農)サカタニ農産と砺波市の五鹿屋第8営農組合で収穫された水稲うるち玄米の早生品種「てんたかく」435袋/30kgが全量一等に格付けされた。
検査の結果、品質概況は①粒形・粒揃い・光沢・充実度は前年並み②千粒重は前年並み③胴割粒は少ない④着色粒は少ない⑤総体的な品質は前年並み―とされた。
JAとなみ野管内では今年、種子購入代金全額奨励事業により早生品種の作付拡大運動に取り組んできた結果、「てんたかく」の作付面積は昨年より78㌶増加。県下の約17%となる646㌶となった。
「てんたかく」は平成15年に県の奨励品種に採用されたオリジナルブランド。価格はコシヒカリよりも安いが、食味はコシヒカリ並みで、流通業者や消費者からも人気が高い。気象変動に強く、安定した収量をもたらすといわれる。今年は、生育期間中の低温や日照不足の影響が懸念されたが、「てんたかく」の長所が遺憾なく発揮されたとみている。
初検査では、JAとなみ野の中居安冶専務が挨拶。県砺波農林振興センターの深沢広治次長などが来賓挨拶した。
2010年1月
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