2010年6月 アーカイブ
第15回通常総代会を開催

 JAとなみ野は5月29日、砺波市文化会館で第15回通常総代会を開催。たまねぎ産地化の推進や栽培面積の拡大などを盛り込んだ第5次中期3ヵ年計画、第16年度事業計画など11の付議議案が慎重審議され、全て原案通り可決承認された。
 平成21年度のたまねぎ作付面積は、栽培を開始した一昨年の7倍を超える約60ヘクタールで、今年度は100ヘクタールでの栽培を計画している。
3ヵ年計画の中で、たまねぎ栽培技術の確立に向け、①JAとなみ野たまねぎ出荷組合の組織強化②栽培マニュアルの作成による栽培技術の統一③土づくりを中心とした収量・品質の向上―の3つの方策を掲げ、産地化を進めることを確認した。また、たまねぎ生産の拡大と共に、たまねぎを使った加工品等の開発や実需者ニーズに応じた生産体制の整備、消費者ニーズに応える地場産農畜産物提供の拠点づくりによる販路拡大を図ることを決定した。
同JAは昨年度は、信用、共済、購買、販売など9つの事業に取り組み、事業利益として2億6300万円、経常利益として2億9400万円を計上。当期未処分剰余金については、利益準備金として4000万円、任意積立金として4150万円を繰り入れるとともに、出資配当金として年2%に当たる5800万円を支払い、1億2400万円を繰越すこととした。
今年度の基本方針として、「たまねぎ」の生産振興をはじめ「買いに来ていただける米」の生産に向けた関連施設の整備、高齢者福祉施設「ちゅーりっぷの郷」を拠点とした高齢者の健康づくりや生きがいづくりの取り組みなど、組合員のニーズに沿った活動を実践していくことを決定した。
コピー ~ 通常総代会.JPG

伝承行事で豊作願う

 砺波市苗加の東野尻幼稚園の園児32人が4日、先月中旬に同園近くの水田に植えた「コシヒカリ」の豊作を願い、夜高行灯の曳き回しを行った。
園児らは「ヨイヤサー、ヨイヤサー」の掛け声とともに、力強く綱を引いて、夜高を引き回し、JAとなみ野中央支店や、デイサービスセンター「苗加苑」などを訪れた。
 夜高行灯は、砺波地方に古くから伝わる伝承行事。この取り組みは東野尻公民館が、地域に伝わる田祭りの伝承行事を体験してもらい、園児らにたくましい心を育んでもらおうと、関係機関の協力を得て実施しているもの。行灯には、園児らが自らの手でイラストを描いた。
 JAとなみ野中央支店では、職員らが園児を出迎え、渡辺秀明支店長と犀川和義営農購買課長が、プレゼントを手渡した。

コピー ~ 園児夜高曳き回し.JPG

たまねぎ主力品種収穫

   たまねぎの一大産地化を進めるJAとなみ野管内で、作付面積の約8割を占める主力品種「ターボ」、「ネオアース」の収穫が最盛期を迎えている。今年2㌶でたまねぎ栽培に取り組む砺波市庄川町天正の(有)梅香園でも梅雨の晴れ間を見ながら、掘取機でたまねぎを土中から掘り上げる作業を急ピッチで進めている。たまねぎは3日間ほど畝で乾燥させた後、収納機で取り込み、同JAの乾燥施設へ出荷する。
 となみ野産たまねぎへの市場関係者、消費者、県内外JAや指導機関からの関心が日に日に高まる中、JAとなみ野管内では今期、104の経営体が約60㌶でたまねぎを栽培。今年は生育初期の低温により、全体的にやや小玉傾向にあるが、品質は極めて良好だ。
 (有)梅香園では適切な栽培管理により品質、収量ともに上々の仕上がりを見せている。同法人でのたまねぎ栽培は今年で2年目。県砺波農林振興センターやJAとなみ野の指導のもと、育苗から施肥、砕土率、定植密度などたまねぎ生産に最適な栽培体系を模索してきた。代表の梅本英孝さんは「この2年間で生育の特徴や、この地域に合った栽培方法を掴むことが出来た。来年は品質・収量ともに更に良い結果が出せるよう5トン以上の高単収に挑戦したい」とたまねぎ栽培への手応えを語った。


コピー ~ 主力品種収穫.JPG 

たまねぎ初出荷!!
 JAとなみ野は28日、砺波市五郎丸のたまねぎ集出荷貯蔵施設で「たまねぎ初出荷式」を開催し、同JAたまねぎ出荷組合の役員や指導に当たる県砺波農林振興センター、全農とやま、砺波市、南砺市などの関係者らと共にたまねぎの初出荷を祝った。
 6月中旬に収穫し、25日に選別・箱詰めした極早生品種「ソニック」約20㌧を大型トラックに積み込み、富山、高岡の両市場へ出荷した。
 同JA管内でのたまねぎ栽培は今年で2年目。春先の低温や長雨により昨年より10日ほど遅い出荷となったが、実が引き締まり、甘味も乗って品質は上々。市場関係者からも「品質の良いとなみ野産タマネギを一日も早く出荷して欲しい」との要望が寄せられていた。
 現在、同JA管内では主力品種の「ターボ」「ネオアース」の収穫が最盛期を迎えており、乾燥・調整作業を急ピッチで進めている。出荷は7月をメーンに9月末までを予定しており、約1800トンを目標にしている。
 佐野日出勇組合長は「たまねぎの複合経営で儲かる農業経営を更に進めたい」と語り、同センターの長谷則明所長は「1億円産地づくり事業の先導役として協力し、責任を果たしていきたい」と語った。
コピー ~ たまねぎ初出荷.JPG

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